会の活動に対するご支援の呼びかけ
原発事故で被ばくした福島県外在住の子どもたちにも甲状腺検診を!
福島県以外の子ども達も被ばくしています!北海道がんセンター名誉院長・西尾先生のご協力で甲状腺検診を実施し、検診の必要性を全国に伝えるために、Webサイトを開設し季刊誌を発行致します!
「一般社団法人 被曝と健康研究プロジェクト 」の田代真人と申します。長崎県に生まれ、広島大学に学びました。福島県境の栃木県那須町に住んでいます。3.11以来同程度の放射線を浴びた隣県・関東首都圏の住民へ国の支援はほとんどありません。放射線は県境を越えているのに、国の支援は福島県境で止まっているのです。とりわけ子供たちの健康不安は深刻です。まず最初は栃木県北地域の子どもたちへ、「甲状腺検査」を、年2回以上行います。すでに今年3,6月に医師と市民放射能測定所の協力で、150人の子どもたちの「甲状腺検診」からスタートさせました。
また、放射能汚染に関する情報を発信し、甲状腺検診の案内や予定をのせるためのホームページを開設。放射能被害の実態や健康問題などを掲載する「LETTER」を創刊し、広く世に知らせています。
福島第一原発事故の時、放射性セシウムは福島県だけでなく栃木県などの近県にも広く拡散しました。
文科省航空機モニタリング測定結果から
2011年7月時点のセシウム分布量(Bq/㎡)
被ばく者をこれ以上日本では出したくない。
ヒロシマ、長崎、ビキニ環礁に続いて、被ばく者をもうこの日本で出してはならない、と思います。放射線プルームが遠く各地へ拡散したという事を知り、国の支援が全く届いていない事を知った時、私は強い危機感と焦りにも似た感情に襲われました。このままでは、第4の被ばく者が出るのではないのか。国の支援がない中、せめてその実態を探り、少しでも住民の不安にこたえたいと、600人ほどの仲間たちと2012年に立ち上げた「市民と科学者の内部被曝問題研究会」の仲間に呼びかけ、「被ばくと健康プロジェクト」を立ち上げました。
2017年10月、プロジェクトの体制を強化し、一般社団法人 被曝と健康研究プロジェクトとして再スタートしました。
2015年6月の「子ども甲状腺検診」案内ポスター
不安を解消し、子どもたちや親御さんに安心してほしい。
これまでの「子ども甲状腺検診」(那須塩原市、大田原市、那須町)では、子どもたちのお母さん、お父さんたちの安心したような笑顔が何よりうれしいです。そして親たちの、自分らが知らなかったことを知った時の少し満ちた顔。もっと広く正しい実態・情報を知らせねば、と思います。そのためにこそ、「子ども甲状腺検診」「定期誌」「ホームページ」を利用してほしいのです。
2015年6月21日、那須町での「子ども甲状腺検診」風景。
検診医師は、北海道がんセンター名誉院長・西尾正道氏。
「子ども甲状腺検診」は、1回につき10万円程度の経費を必要とします。また、定期誌の準備と発行経費は、月にならせば20万円です。
「検診」の募集や日常的な情報提供・呼掛け・交流など「ホームページ」の運営にも月平均5万円の経費がかかります。
私たちは一人でも多くの方々に、放射線と甲状腺の現状を知っていただきたい、その思いでいっぱいです。私たちは、すべてボランティアであるために、経費や人手がいつも不足がちです。
皆様方の、知恵と力をお貸しください。
資金のご支援ご協力を、どうぞよろしくお願いいたします。
ご寄付は、左記の「ご寄付受け入れ口座」まで、よろしくお願いいたします。